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特集!!「月刊梅江製材所」

前回の特集では、「スタッフインタビュー:日田フレンドワークの小野屋さんの一日」についてお伝えいたしました。今回は植林について前編と後編(次号)にわけてお伝えしたいと思います。

第52回 「梅江製材所 植林への取り組み(前編)」について

みなさん、こんにちは。
梅江製材所の梅江です。
当社では私の父の代(今から50年以上前になります)から、熊本県の方に山を所有しており、植林活動を行っています。植林という言葉自体は皆さんもご存知だったり、植林活動をボランティアでされた経験がある方も多いかもしれませんね。
木はCO2を吸ってO2を出す、自然の酵素発生装置(空気清浄機)です。地球温暖化の原因といわれているCO2削減のためにも、植林はとても大切な活動なのです。
今日は当社が行っている植林の取り組みと内容についてお伝えしたいと思います。


1)木が出来上がり、商品化されるまでのサイクル

1本の木ができあがり商品となるまでには非常に長い時間がかかります。
大きな流れとしては、



という大きな流れがあり、このサイクルを約20〜50年かけて行っています。
長伐期材(優良材、銘木)は90年以上かかります。

1:植林について

最近は山を買うという人は以前に比べ全く減ってしまったんですが、「林業家」と呼ばれる人達は山を買って植林をしていきます。買ったばかりの山は最初は雑木林なんです。そこから立木を切るために林道をつくり、徐々に中に入っていき全部の木を伐採していきます。(全伐といいます)現在はクローラーによる搬出が主になっていますが、昔はワイヤーを担いで山を登って、ワイヤーを張り滑車で木を下ろしていたんですよ。今でこそ重労働ですし、危険なためやっている方は減少していますけどね。
杉は種から育てられ3年ぐらいたつと苗の状態で山に植えていきます。この作業を「植林」と呼んでいます。植林を行う前には全伐し、散らばっている枝や葉を掃除してから行うのですが、全伐をした際は木の根などはそのままにしておきます。根は放おって置くと腐って腐葉土になりますので、肥料として活用することができるんです。

当社は8ヘクタールの山を持っていますので、8人で1週間程度かけて植林を行っています。
2m×2mの間隔(4m2に1本の割合)で植林していますので、1ヘクタールにつき平均2,500本、8ヘクタール×2,500本で、20,000本の植林を行いました。

2:下草刈りについて

植林して2~3年経った苗はまだまだ背丈の小さいものです。植林して1~2年のころというのは根に力を蓄えるため背丈が急に伸びることはありません。そのため周りの雑草などに背を追い越されてしまうと日が当たらなくなり、幼い木は育たなくなってしまいます。

そのような事態を防ぐために下草刈りとよばれる木の周囲の雑草などを刈る作業を年に1~2回ほど行っています。光合成を促進するためです。また木には「かずら」と呼ばれるツタをまく植物などがあります。巻かれたままだと成長の促進を抑えてしまうことがあるので、下刈りをしている最中に取り除いたりもしています。

3:間伐について

5~6年ほど経つと杉の幹も大きくなりはじめ、比較的高さも大きく育ちます。このころにはもう下草刈りの作業をする必要もなくなり定期的に山に言っては「かずら」がないかをチェックしています。

植林から15年程度経つと「間伐」と呼ばれるある程度大きくなった木を伐り、森の中に光をいれていく作業にはいります。木が大きくなると幹も太くなるため、木と木の間は段々と混みあい光が入らなくなっていきます。
光が当たらなくなると光合成ができないため、成長が遅くなったり、幹が太くならず倒れやすくなりますので、良い木を残して間隔をあけていくという作業を行っていきます。

4:枝打ちについて

節がなくて素性の良い木をつくるために「枝打ち」という作業を間伐と一緒にすすめていきます。成長とともに、木の下の方の枝には光が当たらなくなり、葉っぱが全て落ちた枯れ枝がおおくなっていきます。

枝打ちというのはこの枯れ枝を取っていく作業なんですが、そのままの状態にしておくと羽目板にした際に「しに節」と言われる節のある材料になってしまいます。素性の良い木を作るには必要な作業なんです。

5:伐採について

植林してから充分に育った木を計画的に伐っていくことを伐採と呼びます。
伐採された木はトラックに積み込まれ原木市場に運ばれ、製材所が商品化していくという流れになります。

国内にある木を見ると1029万ヘクタールが人工林と言われており、そのうち杉は4割以上を占めています。
日本は杉の植林が非常に多いのですが、生育の早さや加工のしやすさが特徴的で建築材にも活用されるため戦後国が促進して植林を行ってきました。

私の父も山が好きで林業を営んでいましたが、正直私の息子や孫の代まで続いていくかはまだ分かりません。
ですが私が生きている間は、しっかりと植林を行い、山を荒らさないようにして守り続けて行ければと思っています。

次号は実際に山に行ったときの様子をお伝えできればと思います。



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